インドネシアでの活動報告
インドネシア労働省と人財分野での協力関係構築へ向けた会談を実施
2025年7月24日、セイノーラストワンマイル株式会社は、パッションジャパン株式会社とともに、インドネシア・ジャカルタにあるインドネシア労働省(海外労働者保護庁:BP2MI)を訪問し、インドネシア政府元労働大臣イダ・ファウジア様との初の会談が実現いたしました。

今回の訪問では、インドネシアから日本への人財送り出しに関する新たな取り組みとして、当社が展開するドライバー人財向けプラットフォーム「HanaLogi(ハナロジ)」※¹を紹介。プラットフォームを通じた人財育成および雇用支援の仕組みについて、現地関係者との意見交換をおこないました。
会談では、インドネシア労働省、パッションジャパン株式会社、そして当社の三者が、両国間における人財教育体制の整備や、スキームの透明性・安全性の確保といった課題に対し、今後も連携して取り組んでいくことで一致。インドネシア労働省からは本取り組みに対する歓迎の意が示され、継続的な協力への前向きな姿勢が共有されました。
セイノーラストワンマイル株式会社は、今後もグローバルな人財循環の促進を通じ、地域物流を支える持続可能な社会の実現に貢献してまいります。

■「HanaLogi(ハナロジ)」とは
現在、物流業界においては、ドライバーの確保も困難を極めており、特に地方ではラストワンマイルの配送インフラ維持がより深刻な問題となっています。
2024年に特定技能に「自動車運送業」の分野が追加されたものの、海外では日本の物流文化やラストワンマイルに関する体系的な教育機会が乏しく、安全面やホスピタリティを含めた実践的な教育が不足しているのが現状です。一方、東南アジアを含む諸外国では文化的背景からドライバーは男性の仕事とされており、女性活躍の機会が失われている現状があります。
こうした課題を受け、ホスピタリティドライバー育成プログラム「HanaLogi」を確立し、業界全体で共有できる教育・採用・定着モデルの構築を目指します。



